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日本の「アザラシの赤ちゃん」デルフジヒト病院へ
 
 日本のアザラシの赤ちゃん PARO(パロ)が、10月6日水曜日にデルフザイルにあるデルフジヒト病院にやって来たことで、もう長い間抱いていた望みがかなえられました。これが実現出来たのは、デルフジヒト友の会と、JCI(国際青年会議所)De Drie Delfzijlen(デ・ドゥリー・デルフザイレン:三つのデルフの水門)からの寄付金のおかげです。それは昨年、この港町で毎年 JCI デ・ドゥリー・デルフザイレン が開催しているスリクスレーエン(泥ゾリ競争)によってもたらすことが出来た金額です。
 アザラシの赤ちゃんの到来は特に、日本のロボットを医療サービスに取り入れることに努力してきた、オメランダー病院グループ(OZG)代表取締役の Jan Cooijmans(ヤン・コーイマンス)氏にとって、忘れられない瞬間であったに違いありません。コーイマンス氏は話します。「パロは、子どもの患者の気持ちを和らげます。」
 
 4000ユーロのパロは、日本で開発された、患者を癒すセラピー用ロボットです。ロボットの中に取り付けられた触覚センサーによって、触ると反応し、しっぽを動かし目を閉じます。それだけでなく、この日本で開発されたロボットは、音にも反応します。声を認識し、驚きやうれしさ、怒りのような感情も示します。この小さなアザラシのロボットは、本物の赤ちゃんアザラシの鳴き声とそっくりな音も発します。
 OZG に、二頭がプレゼント(もう一頭はヴィンスホーテンにある OZG の病院へ)されました。これらは子どもの患者たちがレントゲン検査や血液検査をする時、彼らの気分転換のため使われます。
 
 10月6日にデルフジヒト病院に移された赤ちゃんアザラシは、Ommi(オミ)と名付けられ、そのお祝いのイベント中に、アザラシのお母さん Lenie ’t Hart(レーニー・ヘット・ハルト:アザラシのリハビリ・研究センターの創設者)さんによって「開放」されました。ピータービューレンのアザラシ(リハビリ・研究)センターで治療後のアザラシを自然に返すやり方で、それは執り行われました。デルフジヒト病院では、男の子の患者の一人、9歳の Mehmet Yaman(メフメット・ヤマン)君が、レーニー・ヘット・ハルトさんを手伝いました。まだ驚くことが彼を待っていました。今そのセンターで世話されている、Mehmet と Ommi という名前がつけられた二頭のアザラシが完全に回復した時には、メフメット君もセンターの人たちと一緒にその二頭をワデン海に返します。
 
上: デルフジヒト友の会の理事、チェールト・ハーフィンハ氏、ヘリット・ヨンカー氏、パウル・ナイブルフ氏と、メフメット・ヤマン君
 
左:満面に笑みをたたえたヤン・コーイマンス氏と、オミを「開放」するメフメット君とレーニー・ヘット・ハルトさん

 アザラシセンターとの協力は、このようなイベントだけでないことが、OZG のウェッブサイトから明らかです。そこにはアザラシが OZG にとって重要であることや、小児科に Ommi がやって来たことと並んで、ピータービューレンのアザラシセンターとの協力についてが載っています。たとえばセンターの職員たちが、OZG で危険分析の高度な資格コースを受講していること、将来高度な臨床試験計画の分野でさらに協力が行われるであろうことが知らされ、その終わりには「ピータービューレンのアザラシセンターは OZG と同じような病院ですが、それはアザラシのためのものです。小児科の新しいロゴとしてアザラシが選ばれたのは、意味のないことではありません。」と書かれています。
 
 
>>パロ
 
 
 



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