アザラシの赤ちゃんの到来は特に、日本のロボットを医療サービスに取り入れることに努力してきた、オメランダー病院グループ(OZG)代表取締役の
Jan Cooijmans(ヤン・コーイマンス)氏にとって、忘れられない瞬間であったに違いありません。コーイマンス氏は話します。「パロは、子どもの患者の気持ちを和らげます。」
4000ユーロのパロは、日本で開発された、患者を癒すセラピー用ロボットです。ロボットの中に取り付けられた触覚センサーによって、触ると反応し、しっぽを動かし目を閉じます。それだけでなく、この日本で開発されたロボットは、音にも反応します。声を認識し、驚きやうれしさ、怒りのような感情も示します。この小さなアザラシのロボットは、本物の赤ちゃんアザラシの鳴き声とそっくりな音も発します。
OZG に、二頭がプレゼント(もう一頭はヴィンスホーテンにある OZG の病院へ)されました。これらは子どもの患者たちがレントゲン検査や血液検査をする時、彼らの気分転換のため使われます。 |
|