Trankiel  Groningen - Japan
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運河の中の美術館
 
 Museumeiland(ミュージアム島:運河の中の人工島、Museumeiland 1 が美術館の住所)にあるフローニンゲン美術館は、1994年の開館以来大盛況です。興味深い展覧会やポストモダンの建物は、オランダ国内だけでなく国際的にも知られています。15年後の今、美術館はリニューアルの時を迎えています。美術館は元の輝きを取り戻し、様々な観客用の空間が最大限に活用されるでしょう。このプロジェクトには、オランダ国内外のデザイナーたちが関わっています。
 
 フローニンゲン美術館はこのため、2010年4月12日から12月18日まで閉館します。
 
元の美術館で、その後自然博物館に。今はハンゼ上級職業学校・フローニンゲンの所有。
 
 この改修工事の間、2010年の夏の期間には一時的に
Praediniussingel(プレイディニウスシンゲル)の元の美術館の建物へ移り、そこで素晴らしい展覧会「百年の収集(1894-1994)」を開催します。
 
 
3つの展覧会を同時開催

フローニンゲン美術館に10万868人の訪問客
 
 フローニンゲン美術館は改修のための閉館前最後の週に約9000名の観客が訪れ、「フォルケルト・デ・ヨング – Circle of Trust (2001-2009)」「ドイツ表現主義 1905-1913、ブリュッケ美術館 ベルリン – 代表作150点」「ベルンハルト・ウィルヘルム & ユタ・クラウス」の、同時開催された三つの展覧会への訪問者数は総計10万868名に達しました。
 
 2010年5月30日から9月5日まで、プレイディニウスシンゲルの元美術館の建物で展覧会「百年の収集(1894-1994)」が開催されます。
 1894年に世界的に有名なフローニンゲンの建築家C.H.ペーテルスがネオゴシック様式でデザインしたこの建物は、そのちょうど100年の間に多くの訪問客を惹きつけました。
 当時はまだ主として日本や中国の陶磁器、発掘物、工芸品を主に展示していましたが、最初の何年かで既に、数名の学生たちが彼らのモダンアートを興味を持つ観客に提示していました。この芸術形式への関心がますます高まってきた80年代の終わりに、新しい美術館の設計が決定されました。これは、Gasunie(ハスユニー)が25周年記念として気前よく2500万ギルダーを寄付してくれたおかげで、実現することが出来ました。イタリアの建築家でデザイナーのアレッサンドロ・メンディーニによって設計された現在の美術館は、初めは多くの物議を醸しましたが、今では市民に愛され誇りとされる存在となっています。
 プラエディニウスシンゲルの建物は、フローニンゲン美術館が現在の場所に移転後は自然博物館となりましたが、2007年12月24日に閉館しています。
 
 
 
 
 
 閉館後にそこでもう一度、クラシーケ・アカデミーによって構成された「De Verbazing van het Noorden(北の驚き)」という興味をそそる名前のフィギュラティブ・アートの展覧会が開催されました。そのタイトルは、オランダ北部のフィギュラティブ・アートが非常に高い質を持っていることに気づいた驚きを示しています。その展覧会に作品を展示した画家の数名は、クラシーケ・アカデミーやアカデミー・ミネルバで教えています。
 人々は、この記念碑的な建物がクンストハレ(展示場)としての使われるのではないかという望みを抱いたのですが、すぐに、アカデミー・ミネルバ(ハンゼホーヘスホール・フローニンゲンの一つ)の所有となることが明らかになりました。
 ハンゼホーヘスホール(ハンゼ上級職業学校)のその建物は、秋に計画されている改築まで、フローニンゲン美術館のコレクションからの展覧会場になります。
 
 
百年の収集(1894-1994)

2010年 5月30日 - 9月5日
 
オトー・エーレルマン「ウィーン、シメリングの市への途中の農夫と家畜」
およそ 1911 - 1923.  油彩、カンバス. 84x114cm.
1922年から フローニンゲン市より借用
 
ヨハネス・ヒンデリクス・エーヘンベ「サボワの人」およそ 1860.
油彩、カンバス. 200x152cm.
© Groninger Museum
 
ヴォルテ・ダーン と ヘオルフ・イェリ・ドーコウピル
「動物たちと自画像の壁の絵」1984.
油彩、カンバス. 200x300cm.
© Groninger Museum
 
 これは、プレイディニウスシンゲルのその建物で100年間収集したものから選んで展示するものです。連続した3人の館長の方針によって集められた現代アートの小コレクション、ヨス・デ・フラウテル(1955-1963)、ブラム・ヴェステルス(1963-1978)が館長であった時に購入された絵画と、フランス・ハクス(1978 -1995)が館長であった時のポストモダンの家具が展示されます。それと並んで、デ・プルーフの作品や、17、18世紀のフローニンゲンの絵画や工芸も見ることが出来ます。この他、フローニンゲン美術館でこれまでめったに見られなかった作品も展示されます。例えば、1860年にアカデミー・ミネルバで学び始めた19世紀のフローニンゲンの画家オトー・エーレルマン(1839-1926)や、1857年にアカデミー・ミネルバの校長となり、又ハイリヘレーに建てられたアドルフ・ナサウのモニュメントのデザイナーでもあるヨハネス・ヒンデリクス・エーヘンベルヘルの作品などです。地階は「アートの動物」というテーマに基づいたもので、そこが自然博物館であったことにも少し敬意が払われています。
 


現在のアカデミー・ミネルバ
 
 ハンゼホーヘスホール(アカデミー・ミネルバ)はその歴史的な建物の中に、造形芸術、デザイン、ポップカルチャーの学校をつくる準備を2010年9月から開始します。その建物の中では、教育、制作室、公開展示場が組み合わせられます。
 2011年6月には学生たちの卒業制作の作品が展示され、2011年9月からその建物はアカデミー・ミネルバの校舎となります。
 
 
>>ドイツ表現主義 1905-1913、ブリュッケ美術館 ベルリン – 代表作150点
 
>>ベルンハルト・ウィルヘルム & ユタ・クラウス
 
>>フォルケルト・デ・ヨング – Circle of Trust (2001-2009)
 
 
 



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