そこで手にした「Sustainability Report 2010」を興味深く読みますが、もっと惹かれたのは、その名高いマルチナショナルの歴史を垣間見ることが出来る「Mitsubishi
(once upon a) Times」という新聞です。その中から少しここに引用します。
「1857年に鮑の浦(飽の浦:長崎)で鎔鉄所の建設が始まり、1861年に完成しました。三菱重工業の長崎造船所は、ここから発展しました。その事業の創立は、主として当時日本と関係のあった唯一の国、オランダの協力によるものでした。その関係の中で、特にオランダの海軍機関方士官
H. ハルデスの働きは、話しておく価値があります。彼はレンガ製造を指導しただけでなく、西洋式造船所の全体の設計や建設にも責任がありました。
1660年から1867年まで日本を統治した徳川幕府により、1857年にこの竪削盤(注:新聞には写真が掲載されています)がオランダから輸入され、長崎の鋳物工場の建設に使われました。その機械はそれから100年以上使われ、日本の造船やその他の重工業分野の発展に大きな貢献をもたらしました。
この注目すべき器械(注:新聞には写真が掲載されています)は1793年にオランダで注文され、造船所の建設に使われました。ダイビング・ベル(潜水鐘)から、海底の状況を調べることが出来
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