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フローニンゲン市にシンタクラース

その1

船で到着
 
 
シンタクラース、フローニンゲン市へ
 
 11月20日(2010年)、シンタクラース(シント・ニコラス:聖ニコラス)がズヴァルテ(黒い)ピートたちを連れてフローニンゲン市に到着しました。
 聖ニコラスは4世紀にトルコで司教だった人物ですが、スペインから船に乗って、聖日を祝うためオランダにやって来ます。
 
 連れ合いは、子どもだった頃(半世紀ほど前)とはずいぶん変わったと言います。当時は恐くもあり、子どもたちは、いい子にしていないと袋に入れてスペインに連れて行かれる、と言われていました。あるいは、ピートにカバの枝むち(特に学童を罰するのに用いられていた)で打たれる、と。これも、たくさんあるシンタクラースの歌の一つで歌われています。「 いい子にはお菓子、悪い子にはむち 」また、その年行いの悪かった子どもには「塩の小袋」が与えられます。
 
 その頃、人々はまだ石炭ストーブを使っていたので、屋根には煙突がついていました。シンタクラースはアメリコという名前の白馬に乗り、プレゼントを家々の屋根の上の煙突から、ズヴァルテ・ピートの助けで投げ入れます。
 この煙突の近くに、プレゼントが入れられるよう、子どもたちは靴を置き、ストーブのそばで歌ったものです。たとえば「 シンタクラース、カープーンチェ(愛称)。私の靴に投げてね。私のブーツに投げてね。ありがとう、シンタクラースさん。 」
 また、子どもたちは片方の靴に、アメリコの餌としてニンジンを入れておきます。その馬のことを歌ったものもあります。 「 ゆっくり進め、馬の足。パタパタ歩め、軽やかに。シンタクロースのお馬 ... 」
 
 シンタクラースは 「スペイン号」 という名の船でやって来ます。子どもたちは歌いました(今も歌います)。 「 あそこをごらん、スペインからまた蒸気船がやって来る。私たちのシント・ニコラスを運んで。もう来ているのが見える。馬が跳ね、馬衣が上下に ... 」
 
 人々はプレゼントに詩を添えます。その詩の中で、たとえば、プレゼントを受け取る人への批評を入れることも出来ます。あるいは、少々からかったり ... も。しかしそれはもちろん、親しみとユーモアのあるやり方で、です。その詩にはいつも、シントとピートのサインがされています。(贈り主の名前ではありません!)
 また、プレゼントは様々に包装されます。本当に驚かされる時もあります。プレゼントのありかのヒントが見つけられるもの(お城とか、何でも)を手作りし、プレゼント探しを楽しむ人もいます。
 
 聖ニコラスの祝日は彼の聖日12月6日で、その前夜の聖ニコラス祭(12月5日)は、プレゼントの入った包みがやって来るので「 pakjesavond (パッキェスアーヴォント:包みの夜) 」と呼ばれています。
 人々は、speculaas (スペキュラース:クッキー)、pepernoten (ペパーノーテン:小さなクッキー)、marsepein (マルセペイン:マジパン菓子)、chocolade (ショコラーデ:チョコレート)を食べます。
 また、歌ったり、ゲームをしたりします。
 プレゼントは麻袋に入れて届けられます。隣人の一人が入り口のドアの前にプレゼントを置き、「 オーゥ、これは何だ? 」 と騒ぎます。子どもたちはドアのところに走り 「 シンタクロースがプレゼントを持ってやって来た 」 と喜びの声を上げます。
その歌:「 お聞き子どもたち、誰がノックしているのだろう。お聞き子どもたち、誰がノックしているのだろう ... 」
 名前の頭文字の形をしたチョコレートやバンケット(中にアーモンドペーストの入った棒状のペイストリー)も、よくプレゼントされています。
 
 学校でもお祝いをします (シンタクロースやズヴァルテ・ピートたちが訪れます)。 子どもたちは互いにプレゼントを買うのですが、その前に、クラス中の名前が書かれた紙の入った袋からそれぞれ紙をひき、その名前の人への贈り物を買います (誰からの贈り物かは秘密です)。
 
 
期待に胸をふくらませ ...
 
 
 
 
 
 まず、ズヴァルテ・ピートたちがボートでやって来ます。
 
 
 
 
     船上で跳び箱の体操、合唱団の歌、演奏 ... などなど
 
 
 
 
 
        シンタクラースを乗せた船がやって来ました ...
 
                         スペイン国旗を掲げた「スペイン号」で、スペイン人も一緒に。
 
 
 
 
 
      ボートに乗って歓迎する人たちも ...
 
 
 
 
        シンタクロース、桟橋に到着。TVのインタビュー。
 
 
その2 パレード へ
 
 
 



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