Trankiel  Groningen - Japan
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ただただ感動

VPZ-スケッチャーズ・デモチームの練習風景

 トランキールは、もうすぐオーランド(USA)で開催されるワールドチャンピオンシップに向かうVPZ-スケッチャーズ・デモチームの最後の仕上げの練習に招かれるという光栄に恵まれました。
 デルフザイルのシッケルにあるスポーツセンター・ウェルネス・プラザは、このイースターの祝日は閉館していたのですが、ダンスの練習のためのホールには陽気な雰囲気が漲っていました。そこには緊張した顔はなく、病気のために来れなかったシェリル・トゥアレーナを除いた伸びやかな少女たちがいます。彼女たちは2時間の集中練習に全く身を捧げます。


 初め、リラックスした15分間のウォーミングアップの間に筋肉を弛め、その後レーニー・ヴァースドルプの短いけれど力のこもった指示が、ホールに響きます。私たちのようにトップスポーツのこの種目について何も知らない者にとっては、すべてが新しいことです。蹴りあげはスピードが大切で、どれだけ高く上げるかはそれほど問題ではないこと。背中と足をまっすぐにし、腕の位置も大切であること。「ダンスのように」とレーニーは呼びかけます。
 このトップの選手たちはとても良いコンディションなのですが、少し時間が経った後には速くなった呼吸が聞こえます。足がベストでない様子の人や、背中を押さえる人さえいます。
 しかし、練習は続けられます。


 「オーケー、メイデン(girls)、トゥー・タッチの練習をします。」とレーニー。彼女たちは脚を広げて高く跳び上がり、足のつま先を手でタッチします。
 その後は片足旋回の練習です。彼女たちはくるくると、左に右に回ります。
 その度にレーニーがアドバイスし、どうすればさらに良くなるかを一緒に議論します。
 それから「Memoirs of Geisha」のための音楽がかけられ、心を捉える方法で全体が仕上げられます。
 もう十分良くなった? 彼女たちはまだまだ満足しません。「腕はまだ良くなるよ」「肩の力を抜いて」「回る時の姿勢に注意して」のような言葉が聞こえてきます。レーニーは今も個人により多くの注意を払い、そのダンサーに家でどこを直すべきかを知らせます。
 「もう一度」という声が響きます。「もう一度 ... 」「もう一度 ... 」「もう一度 ... 」「もう一度 ... 」
 その度に、不平を洩らす者もなく実行されます。終わりに近付くと、グループ自身から「さあもう一度、それをみんなでやりましょう。」「すべてを出し切って!」「頑張ろう!」と言う声が聞こえてきたのがとても印象的でした。
 そして彼女たちは、それに専心します。ほとんど2時間にわたるハードな練習をした後のようには見えません。痛みもわきにやり、一つの目的、彼女たちが始めた使命のための戦いです。この心を打つダンスによって、既にヨーロッパ・タイトルが彼女たちにもたらされています。しかし、まだ終わってはいません。オーランド、USAが待っています!

 「あなたたちはとても良く出来る。それを見せましょう。」とレーニーは壇の上に立ち、そこから彼女たちを励まします。
 そして私たちは、感動的な2時間の後、レーニーの言葉に静かに頷きながら家路につきます。

 関心を持たれたトランキールの読者のみなさんに、この練習風景を撮影したいくつかの写真をお見せしましょう。


















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