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ドレンテ博物館で展覧会

静かな動き - エディ・ロース

 エディ・ロースの大規模な概観展が、アッセンのドレンテ博物館で2010年1月24日まで開催されます。ロースは良く知られた彫刻家であると同時に、デッサン画家、フィルム制作者、振付家です。200に及ぶデッサン、16の大きなブロンズ像と70余の小さなブロンズ像、更に42のダンス・フィルムを一つに編集したものとダンスのライブ・パフォーマンス。本当に際立ったコンビネーションの展覧会です。


 1949年アムステルダムで生まれたロースは、アムステルダムの造形芸術国立アカデミーでパウル・グレゴワー、コル・フント、ピート・エサーの下で学んだ後、イタリアで1年半、有名な彫刻家ジャコモ・マンズーのアトリエで働きました。彼は、「デ・グループ」として知られているフィギュラティブ・アブストラクトのグループの第3世代に属しています。
 多くの人には、エディ・ロースの名前はフローニンゲンのレーンスにあるフェルヒルダースム・ボルフと結びついています。彼の印象深いブロンズ像の多くのコレクションが、14世紀に建てられたボルフ(大邸宅)の、ルネサンス・バロック庭園にインスピレーションを得た庭に置かれています。最初の像は1976年に、そして最後のものは2013年にそこに配置される予定になっています。当然、彫刻家自身、真のライフワークと話しています。
 彼の作品は他の所でも鑑賞出来ます。例えば、ロッテルダムのデルフスハーフェン・メトロ駅の近くでは『Luchtdanseres』を見ることが出来ます。ロースはこれに再び、インド芸術からの神秘的で官能的な要素を選んでいます。あるいはアムステルダムで、スペインの元戦士たちへ敬意を表した『Spanje Monument』を見ることが出来ます。
 エディ・ロースは、この制作のためスペイン内戦の国際旅団で闘った何人かのオランダ人生存者と出会ったことを、特別な経験と称しています。


 ロースは黄金比の原理によって制作し、それはフェルヒルデスムの庭園でも表れています。それらのブロンズ像は数学的な方法で組み立てられ、庭園の様式によく合っています。
 彼はインスピレーションの源として、ダンスとそれに付随するエモーションを挙げます。彼が「ロンドン・リビング・シアター」での上演を見た時に、最初に本当に感動したものです。
 このドレンテ博物館での概観展では、振付家とフィルム制作者としてのエディ・ロースも、よく知ることが出来ます。彼が撮影した42のフィルムを編集したもので、観客を彼のダンスの世界へと誘います。
 毎日曜日、12時から4時まで、プロのダンサーたち、とりわけマリア・マフリドゥ、エルドリッジ・ラビンヨ、パウラ・ドゥアンテが、ロース振付のダンスを披露します。そこに、映写、ダンス、ブロンズ像とデッサン画の間の相互作用が生まれます。秋とクリスマスの休暇中は、毎日ダンサーたちを見ることが出来ます。
 振付は、エディ・ロースとロバート・プラウダとの協力で生まれ、編集と音響は彼が担当しています。
 この展覧会のためにウォッチアウトシステムが選ばれ、それにより観客は真ん中に立ち、あらゆる次元を味わえます。


 ミケランジェロ、マイヨール、デスピオ、ドナテルロやフィデアスの作品をとても尊敬していると言うロースは、アムステルダムの彼のスタジオと、アウトハウゼンに属するエマポルダーのフォルオム集落とに交互に住み、制作しています。後者は、ワッデン海からわずかな距離のところ、1886年からの元のポルダースクールの中での居住です。そこには彼のアトリエだけでなく、自身の小さな美術館もあり、訪問者は彼のデッサン画、彫刻、そしてダンスのフィルムも、見ることが出来ます。


写真:
1.「Portret Sharon」部分
2.「Divina zwevend」(1998、85 x 100 cm)エディ・ロース美術館所蔵、写真:Art Revisited ©
3.「Mens」(2007、80 x 73 cm) エディ・ロース美術館所蔵、写真:Art Revisited ©
4.「Luchtdanseres」(1986-87、高さ375 cm)ロッテルダム、写真:Eddy Roos
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5.「Twee figuren I, Water」(1992、高さ190 cm)レーンスのボルフ・フェルヒルデスム
                                  写真:Eddy Roos ©

6.「Twee figuren II, Lucht」(1997、235 x 175 cm)レーンスのボルフ・フェルヒルデスム
                                     写真:Eddy Roos ©

7.「Monument Jipsinghuizen」(1998、250 x 250 cm)エディ・ロース美術館所蔵
                                    写真:Eddy Roos
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8.ドレンテ博物館(上)と元のポルダースクール(下)の写真:Trankiel ©


>>ドレンテ博物館 (英語)

>>エディ・ロース美術館 (オランダ語)

>>ボルフ・フェルヒルデスム (オランダ語)


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