Trankiel  Groningen - Japan
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ウェルカム風呂敷

来日外国人を25年間支え続けているウェルカム風呂敷

 異なる言葉、異なる文化、頼るべき家族や友達もいない日本へ移り住むとしたら、気が重くなるだろう。でも、ウェルカム風呂敷の人たちを尋ねれば大丈夫。ウェルカム風呂敷は、非営利コミュニティーサービス団体で、東京・横浜地区および大阪・神戸地区の新しい外国人入居者に対し、新しい環境に慣れるための必要な情報を提供している。

 そのサービスとは、スタッフが海外から新たに居住してきた人の家やオフィスを訪ね、鮮やかな青と白の柄の風呂敷(日本の伝統的な包装に使われる布)を手渡すというものだ。風呂敷の中には、地図、地震対策情報、新聞、医療や教会などの役立つ情報や、ウェルカム風呂敷の数多くのスポンサーが提供する各種パンフレットなどが入っている。
ウェルカム風呂敷は、オークアソシエイツ代表のシャーロット・ケネディー高橋さんによって1983年に設立された。高橋さんが来日した1978年は、今日のようにまだ外国人社会が発展していなかった。当時は、日本に住むための情報が限られていたばかりでなく、ビジネスマン、外交官、軍人、宣教師、教師など多くの外国人が互いに孤立していた。彼らが日本社会や外国人社会の一員であることを実感していないことに高橋さんは気づいたのだ。

シェリー・ハートセルさん
と ミシェル・メイさん
(関東地区ディレクター)
関東地区代表

 高橋さんは初代代表、ティナ・ピンネルさんと共に組織を立ち上げ、この状況の改善に取り組んだ。様々な職業の人が集まるボランティアグループの協力を得て、15,000人の新たな外国人入居者を迎えるまでに活動を広めた。
 「ボランティアには、さまざまな国籍の人がいます。みんな言語能力に長け、外国に住むことがどういうことかを理解しています」と、ウェルカム風呂敷の広報、ミシェル・メイさんは語る。「日本人のボランティアもいます。海外での経験があるため、新しく来た外国人の方のニーズを知っています」。海外から来たという点で外国人と近い立場にあり、十分な日本滞在経験を持っているウェルカム風呂敷のボランティアは、外国人が日本や彼らの地元・地域について抱える多くの疑問に答えることができる。
 ウェルカム風呂敷は25年間海外からの外国人入居者の家族を歓迎し、支援し続けてきた。果たして、今後の25年は何をするのだろうか。先日、六本木の国際文化会館で、長年にわたりウェルカム風呂敷をサポートしてきたスポンサーへの感謝を込め、創立25周年のパーティが行われた。300人あまりのボランティアへおくられた高橋さんからのメッセージは「私達はただそこにいたいだけなのです」というシンプルなものだった。外国の人たちのニーズがある限り、今後もウェルカム風呂敷は変わらぬ活動を続けていくだろう。

<『ひらがなタイムズ』2008年6月号より>


関西地区代表 メルセデス・ヤマモトさん
(関西地区ディレクター)

 このページのオランダ語版には、これから日本へ新しく移住する人は「ウェルカム風呂敷」の名前をその計画の中に入れておくべき、と付け加えています。「ウェルカム風呂敷」は彼らを喜んで迎え、支援してくれるでしょうから。


 このページは、「ウェルカム風呂敷」、特に広報のミシェル・メイさんの御協力により、『ひらがなタイムズ』の記事より引用させていただきました。

 掲載の写真も「ウェルカム風呂敷」から提供していただきました。



>>ウェルカム風呂敷(英語)

>>『ひらがなタイムズ』






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