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猫と犬 |
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フローニンゲン州の港町デルフザイルに住んで、かれこれ5年半になろうとしています。
ここに来てからそれほど経たない内に新しいスケジュールが始まり、様々な国から来ている他のニューカマー(新しい住民)たちと一緒に再び学校へ。これは同化のための義務でした。私自身かなり混乱していた時期、と言わなければなりません。日本で確かだったことが、確かなことではなくなっていました。そして又、この美しいプロヴィンスと、思ったままを口にする率直な人たちのことを紹介したいと考え始めたのもこの頃でした。「Trankiel(トランキール)」が生れましたが、まだ日本語だけのものでした。
1年後、私たちはオランダ語と日本語の二言語サイトにすることに決めました。そこに存在する文化の違いも取り上げなければならないことは、確かでした。議論が続き、それがひどく興奮したものになることもよくありました。一つのこと、フローニンゲンについて、出来るだけ完全な姿になるよう、その人々の性格も含めて出来るだけたくさん紹介していこうということは、すぐに意見が一致しました。フローニンゲンの人たち一般が自分の考えを述べたり、他の人と話したりする仕方もそこここに現れることになるでしょう。
文化の違いをうまく表した例えとして、猫と犬の話を紹介しましょう。猫は怒った時尾を立て、犬は嬉しい時尾を立てます。猫が尾を立てているのを見て、犬は猫が喜んでいると思い、犬がそうしているのを見て、猫は犬が怒っているのだと思います。ここではごく当たり前の平易な表現が、理屈っぽく誇張した表現と受け止められることもあるかもしれません。日本語の文章で、行間で感じ取れることは、ここの人達にはさっぱり理解できないかもしれません。フルナハーと日本人、オランダ語と日本語の間にも、度々「猫と犬」に近いことが起こるのではないでしょうか。
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日本では特にお米が... |
ここではたいてい... |
© 2007 Trankiel
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