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K. ter Laan 賞、『詩歌と讃美歌』に授与される

その膨大な仕事を高く評価する、と審査員
 
 2008年に Biebelvertoalkemizzie(ビブルフェルトールケミシー:聖書翻訳委員会)の仕事が評価された後、今年また、Liudgerstichten(リウドゥハー教会)の beriemenskemizzie(ベリーメンスコミシー:押韻委員会)に K. ter Laan(カー・テ・ラーン)賞が与えられます。3月19日のフローニンゲン語の日の催しで、Hans Gerritsen(ハンス・ヘリツェン)代表によって、Niekerk(ニーケルク)の Klaas Pieterman(クラース・ピーテルマン)牧師が委員長を務める押韻委員会の『Psaalms & Gezangen(詩歌と讃美歌)』の仕事に対して、授与されます。
 そのイニシアティブは、1959年に Groninger Culturele Gemeenschap(フローニンゲンの文化共同体)によって取られたものです。その後半世紀に渡り、詩人や翻訳者たちによって150の詩歌と356の讃美歌のフローニンゲン語での出版の仕事が続けられました。それとは別に同時に出版された詩集は、フローニンゲンの教会での礼拝で使われるだけでなく、詩や自分たちの言葉の愛好者たちに好評です。
 
De bekroonde bundel Borstbeeld van Kornelis ter Laan in Slochteren

 カー・テ・ラーン賞は、フローニンゲンの方言や文化の分野で功労のあった人々や団体に授与される、1871年に Slochteren(スロホテレン)で生まれた Kornelis ter Laan(コルネリス・テ・ラーン)にちなんだ名前の賞です。彼は小農の息子として生まれ、フローニンゲン語の励ましに大きく貢献すると共に、フローニンゲンの豊かな歴史や文化に広い関心を向けました。彼は1920年代に、今でも多くの人が使っているフローニンゲン語の辞書を編纂し、又1954‐1955年に出版されたフローニンゲンの百科事典も彼の手になるものです。
 
 コルネリスは既に少年の頃に、その資質と勤勉さが目立っていました。両親は、生活が苦しかったのですが、息子を教師にするため、近くの Sappemeer(サッペメール)のHBS(上級市民学校)で学ばせました。彼はこの時期、ラディカルな青年として、Multatuli(ムルタトゥーリ)の作品を読み、又 Domela Nieuwenhuis(ドメラ・ニーウェンハイス)のような人たちの話を聞きました。
 教師になったテ・ラーンは政治に夢中になり、ニーウェンハイスのSociaal-Democratische Bond(社会民主同盟)のメンバーになりました。しかしその期間は短く、彼は、1894年に設立されフリースラントの弁護士 Pieter Jelles Troelstra(ピーテ・イェレス・トルールストラ)が重要な役割を演じていた Sociaal Democratische Arbeiders Partij(SDAP:社会民主労働者党)に移りました。SDAP 党員のコルネリス・テ・ラーンは1937年まで下院議員で、又内閣によって任命され Zaandam(ザーンダム:北ホラント州)の市長も務めました。彼はオランダで初めて市長になった社会民主主義者でした。故郷から遠く離れ、政治の仕事に多くの時間を取られたにもかかわらず、自分の生まれた土地と強い結びつきを保っていました。
 彼はムルタトゥーリ協会の名誉会員、又 Algemene vereniging Grunne(一般フローニンゲン協会)の会長で、フローニンゲンの運動の中でとても敬慕されていました。1917‐1918に始まったこの運動は、フローニンゲン語を使用・促進し、フローニンゲンの文化の学習・研究に全力を傾ける、個人や団体一般の集合名詞となります。
 
 再び、協会フローニンゲンの本によって毎年授与されるケー・テ・ラーン賞に戻りましょう。1983年にユトレヒトで亡くなったコルネリス・テ・ラーンは疑いなく、今回フローニンゲン語の分野でのハイライトと見做される『詩歌と讃美歌』が選ばれたことに、賛成していることでしょう。
 
 
>>フローニンゲン語の『詩歌と讃美歌』
 
>>Liudgerstichten(オランダ語)
 
 
 



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