Trankiel  Groningen - Japan
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 ようこそ むかし へ オランダ の 日本人 フローニンゲン と 日本 文化のちがい 日本 フローニンゲン  
 
 
 レース直前の選手たち(左から右へ)
高田由基 - 原良和 - 井上真悟 - 高橋雅一 - 伊藤健一 - 中台慎二
大八木和佳子 - 片山志保 - 伊藤夕子 - 藤澤舞 - 落合尚美 - 小田有希子
 
Winschoten を走る 女性たち
 
 
落合 尚美(31歳、東京) ゼッケン244
 
 6年前の宮古島ワイド-マラソン100kmが最初に参加したウルトラマラソンで、チームには属さず、トレーニングは空き時間に1~2時間ぐらいです。生活スタイルについての質問には「いつ何時も普段通りです。」と答えます。
 料理が好きで、よほど疲れた時以外は毎日自炊しています。
 これまでにウルトラマラソンに17回出場し、良い成績だったのはサロマ湖100kmウルトラマラソンです。今回 Winschoten で開催される世界選手権のため、初めてオランダを訪れます。彼女は又「個人よりチームの成績に貢献できるよう精一杯走ります。」と話します。
 彼女のオランダ来訪には、特別なものがありました。彼女は大学時代、神戸異人館のオランダ館でアルバイトをしていたからです。「まさか初のヨーロッパでオランダを訪れることになるとは。 不思議な縁を感じました。」と彼女は話します。
 「ここの人たちに何か」という最後の質問には、「応援よろしくお願いいたします。」
 
 
片山 志保(33歳、北海道) ゼッケン245
 
 2010年6月からウルトラマラソンに参加しました。トレーニングが1日2時間というのは、他の選手と変わりません。生活スタイルについて彼女ははっきり答えます。「規則正しい生活、早寝早起きです。」
 練習会は実施していませんが、地元の走友会に所属しています。
 マラソンより長い距離を走るトップランナーたち、ウルトラマラソンに挑戦する選手たちには仲間意識が生まれます。厳しい競争の傍ら互いに出来るだけ助け合う、十種競技の選手たちの間に生まれるような仲間意識です。
 
 片山選手自身、ウルトラマラソン出場はこれまでに2回、と話します。サロマ湖100kmと、去年ジブラルタルで開催された世界選手権で、そこで女子個人6位の成績を得ることが出来ました。
 落合選手と同じように料理が趣味で、オランダに来るのは初めてです。彼女もチームが勝てる可能性は大きいと見ていて、「団結力と責任感のある日本人にとって、団体戦は自分の力以上に頑張れると思います。」と話します。
 又競技以外でも、「Winschoten の景色・街並み・雰囲気を肌で感じ、良い思い出を作りたいです。」と語ります。
 「ここの人たちへ何か?」という問いには、「はい。チーム Japan を応援、よろしくお願いします。」
 
 
 
落合 尚美 選手   片山 志保 選手
 
 
伊藤 夕子(39歳、埼玉) ゼッケン246
 
 伊藤選手が初めてウルトラマラソンに参加したのは、2008年8月10日に開催された奥武蔵ウルトラマラソン77kmでした。トレーニングは、少ない日は30分から多い日は4時間まで、日によって異なります。食事などは、あまり気にしていませんが、カルシウムは意識して摂取するようにしています。
 他の多くの選手たちと対照的に、彼女は武蔵ウルトラマラソンクラブのメンバーです。そして、月に1回は市民レースなどに出場するようにしています。フルマラソンのベストタイムは2時間51分37秒です。
 2008年のウルトラマラソン初参加から2年後、昨年9月11~12日に開催された第5回神宮外苑24時間チャレンジ24時間走女子の部で、彼女は213.932kmを走り優勝しました。又今年の6月、Winschotenでの世界選手権の日本代表を選考する第26回サロマ湖100kmウルトラマラソンで、100km自己ベスト記録、7時間59分15秒を出しました。
 
 「マラソン以外のことをする時間がありますか?」という問いに、「11歳の娘と9歳の息子と買い物をしたり遊んだりすることです。」と答えます。子供たちとの遊びも、卓球や縄跳びなどのスポーツを楽しんでいます
 オランダに来るのは今回が初めてなので、彼女はこれをとても楽しみにしています。「とにかく自己ベストを更新する走りにしたいです。」そして、チーム成績については、「周回コースなので、日本チーム、皆で声を掛け合って結束力を強めて、他の強豪国と戦えたら ... と思っています。」と話します。天気次第のところもあるので、「レース当日は天候に守られますように ... 」と付け加えます。
 最後に「日本の応援も、よろしくお願いします。」
 
 
大八木 和佳子(33歳、京都) ゼッケン247
 
 彼女は2007年にも Run に参加、今年再び Winschoten での世界選手権にやって来ます。
 4年前からウルトラマラソンを始めた彼女に練習時間を尋ねると、他の選手たちとは違った答が返ってきました。「週末に20~30キロくらいをゆっくりジョグと、テニスを週に一度。あとは大会に出ることでスピード練習にしています。」 知り合いが立ち上げたチームに属し、健康的な生活スタイルであることはもちろんですが、「食事については特に気にしていません。」
 週末の練習は午前中に終わるので、午後からはテニスをしたり、ショッピングをしたり、趣味の時間を楽しんでいます。
 100キロマラソンにはこれまで10回くらい出場しており、ベスト記録は2011年サロマ湖ウルトラマラソンでのものです。Winschoten でのチャンスを尋ねると、彼女もチームに期待しています。「日本チームは安定感抜群のメンバーが揃っているので、団体戦で優勝できるチャンスは十分にあると思います。また団体戦は、メンバーが頑張っているから自分も頑張れる気持が、個人戦に比べて強いと思われます。」
 最後に大八木選手の Winschoten の人たちへの言葉は:「2007年大会に参加させてもらった時には、地元の沿道の応援に励ましてもらいゴールすることが出来ました。今回も『JAPAN !』って応援してもらえると元気が出ます。」
 
 
   

伊藤 夕子 選手<左> と 大八木 和佳子 選手<上>
 
 
藤澤 舞(36歳、千葉) ゼッケン248
 
 藤沢選手もチームに属し、練習時間は1日2時間です。トレーニングを生活の一部にしていて、他の事をする時間はほとんどないのですが、世界大会に出場することが趣味の旅行に繋がっています。
 ウルトラマラソンに出場したのは3年前からで、その最初の2008年IAU100km世界選手権イタリア大会で第7位の好成績をあげています。2010年と2011年には IAU100kmアジア選手権で優勝を飾りました。
 今回 Run Winschoten で世界選手権を戦うため、初めてオランダにやって来ます。アジアのチャンピオンが、世界選手権でどのような役割を果たすのでしょうか?彼女自身、個人優勝は無理かもしれないけれど、チームは優勝できると思っています。「日本チームはとてもチームワークが良いので、たとえ飛び抜けた成績の良い選手がいなくても、優勝のチャンスはあると思います。チーム一丸となり戦うことにより、実力以上の力を発揮することができると考えます。」
 最後にここの人たちへ:「Winschoten は素敵な街だと伺っていたので、今回走れることをとても嬉しく思います。最後まで諦めずに無事ゴールし、素敵な思い出を作りたいです。」
 
 
小田 有希子(38歳、東京) ゼッケン249
 
 「2007年の Winschoten 大会での日本選手活躍の記事を見てからウルトラマラソンに興味を持ち、その1年後にサロマ湖50kmの部で初めてウルトラの大会を経験しました。」と小田選手は話し始めます。そして彼女は2009年に100kmデビューをします。
 1日2~3時間程度のトレーニングで、平日は仕事の後に必ずジムに寄るようにしています。帰宅後は食事の用意をして食事をとり、翌日に備えて就寝します。「仕事・運動(ジム)・炊事洗濯・就寝の繰り返しで、慌ただしい日々です。」
 チームに属していないことに不思議はなく、趣味のための時間もあまりありません。彼女は、「なるべく家族のことを優先させるように過ごしています。」と話します。「父が数年前に末期癌になってから、家族との時間を大切にしたいと思うようになりました。父が他界してからは、遠方に住む母とのコミュニケーションを大切にしています。」
 読書が好きだったのですが、走り始めてからは、その時間がめっきりなくなりました。動物が好きなので、よくテレビで『アニマルプラネット』を見ています。特に猫が好きで、ラグドール種の9歳猫を飼っているのですが、「走ってばかりで家にあまりいないので、彼女(猫)は私よりも夫になついています。」
 
 スポーツの話に戻りましょう。彼女はこれまでに100kmを4回経験していて、そのベスト記録は2011年サロマ湖100kmウルトラマラソンでの8時間04分15秒です。フルマラソンでは、3時間以内のタイムが2008~2009年の内で3回あり、ベスト記録は2009年11月、つくばマラソンでの2時間54分38秒です。
 今回初めてオランダにやって来ました。個人成績の上位は無理とみていますが、自己ベストを出すことが最低目標で、団体成績の方により多く勝利のチャンスを見ています。
 彼女自身予想します。 「日本男子は強い人がたくさんいるので、個人も団体も表彰台に。日本女子は、櫻井教美選手や翔ひろ子選手のようなズバ抜けた実力者が休戦してからは、個人で表彰台に立つ可能性が低くなっています。しかし、団体成績では何度も上位入賞をしています。このことは、日本女子ランナー全体の実力の底上げが出来ていることを世界に証明するという重要性を持っていると思います。」
 
 最後に、Winschoten のことが話されます。それはとても特別なものなので、彼女の言葉で、この選手紹介のページを終わりたいと思います。
 
 「こんにちわ。私が100kmを競技として走ってみたいと思ったきっかけは、Winschoten 大会です。ここで代表選手として走れる日が来るなんて、自分でも驚いています。人生で初めて『目標』を成し遂げることが出来ました。
 皆さんは、美しい国で暮らし、穏やかで聡明な国民性をお持ちと存じています。まだ勉強不足で不慣れな私ですが、仲良くしてください。応援してください。よろしくお願いします。」
 
 
   
 藤澤 舞 選手<左> と 小田 有希子 選手<上>
 
 
 
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